6:00発のグアテマラ行きバスに乗るため、早朝に宿を去る。
昨晩は宿のオーナーと2時間も話した。
28歳の男性とその22歳の彼女が運営。
彼は幼少のころにアメリカに家族で渡り、最近帰ってきた。
子供のころはこの2ブロック向こうに住んでおり、内戦中で銃声を聞きながら過ごしたと。
アメリカについて聞くが反米感情は全くなし。
歴史を知らないわけでもない。
ニカラグアでもそうだったが、中米は反米感情がほとんど見受けられない。
そうなると部外者の僕がアメリカが中米にしてきたことを批判する権利もなく、今回の旅のテーマも終わり、来てみないとわからないことをまた覚えた。
後はサン・サルバドルの治安。
彼が言うには一日30人ぐらいが殺されているとのことで、警官も4人ぐらい死んでいると。
Factかどうかは不明。
ただ毎日多くの人が殺されている。
しかし、3人の意見が一致したのは、
「誰が、いつ、どこで殺し殺されているか」
ということ。
自分がギャングでもなく、クスリもやらず、危険な時間帯に危険な場所へ行けば、数字以上に犯罪に遭う可能性は高まる。そうでなければ普通の国と同じだ。
「それを世界の人に理解してほしい」
と若い彼女は言っていた。