2006年　29歳

周りの人が次々と
ニューヨークへダンスを習いに行ってるのを見て
自分も行きたくなった。


フラっと
H.I.Sへ行きニューヨークまでの費用を尋ねた。

H「この時期なら、65,000円ですね！」



私「往復で130,000円かぁ。なら行けるかも！」


H「いや、往復ですよ！」


私「えぇーーー！！！！行きます！」


ってことで
宿は激安のホテルをおさえ、
初海外の友達（かおりん）とL.A経由でN.Yへ


L.AからN.Yの飛行機から見る景色は
ずーーーーっと陸地


日本ではあり得ない光景に驚いた


夜の空港に着き
地下鉄に乗ってアップタウン駅へ


12月のN.Yは寒すぎてビビった
地図を見てもホテルは分からず路頭に迷ってたら
自転車に乗ったおじさんがホテルを探してくれた


どうにか着いたホテルは
一泊5,000円の激安ホテル

オンボロ2段ベットに
電気のないトイレ

シャワーは共同ではじめは不安だらけだった
けど、なんとか慣れて普通に過ごせた


毎日色んなダンススタジオに行って
レッスン受けて
スタジオ行く途中でオシャレな店見つけては
買い物して


グラウンドゼロとか

自由の女神とか

全く見ずに極寒のニューヨークを駆け回った


終盤

ハーレムに行った

ハーレムの教会で生のゴスペル聴きたくて

天使にラプソングを夢見て…


何をどう選んだかは全く覚えていないけど
何故か選んだ教会へ入った
　

誰かがスピーチをして

それに対して賛同して

歌が始まる


そんな流れだった


周りの様子を見て状況を読み取り
誰かのスピーチを聴き終え
拍手した。


立ち上がり大きな拍手を送る人


前の座席に足を投げ出し
つまらなさそうな態度で共感しない人


衝撃が走った…


誰かが話し終えた「事」に拍手をしていた私は

その人の言いたいことに対して

自分がどう思っているのか、
良いと思ったのか
何とも思わなかったのか

分からなかったことに気づいた。

ショックだった


この時に初めて
自分がどう思っているかを考え始めた


今、良し悪しという分別がつけれるようになったのもこの日から。


人生の分岐点だったと思う


【夢中】
という言葉のとおり

夢の中にいるかのように駆け回り
心踊った1週間でした


最終日のブロードウェイ「美女と野獣」は
ぐっすり寝てました😅