日本の山間部と異なっているのは、農業・林業地帯がほとんど見受けられないことである。無論里山も存在せず、街と山の境界は非常にはっきりとしている。住民の多くは市内に1時間以上かけて通勤するか、近隣に点在する工場に勤めているのだろう。市内中心部に家を見つけられない人々が溢れ出して形成された住宅街という印象である。ケーブルカーは通勤用として運用されているが、中継駅は3つで過密な人口の足をまかなえているとは思えない。メキシコシティ全体として車のシェアは非常に高い所感で、それはケーブルカー沿線も同じであった。余談であるがケーブルカー終点駅を散策したところ、日本ではまずめったに見ないほど古いデザインの車をちょくちょく見かけた。車に明るくないのが残念なところで何年代の形式だったのかは調べても分からずじまいだ。