ゲストハウスの近くに夜店が並んでいる広場があり、色々と物色。

「一体なんなのこの肉！四角い！！なにあれ、アヒルの顔の味噌焼きみたいなのもあるじゃん…！」
とギャーギャー騒いでいると、
近くで服屋をやっているというカップルに出会う。

カップルの彼女のほうは大変ノリが良く、「近くだから見てほしい！」と店まで案内された。
店にはマネキンが着てる三着の服しか無かった。しかも一着5万円。自分でデザインしたらしい。
申し訳ないが、服には興味ないので早々に出ようとすると、
「ここでみんなで飲もう！」と彼女。
それは良いけどさ、なんというか、彼氏、さっきから一言も喋ってないけど大丈夫…？怒ってる…？

カップルは中国語しか話せないので、グーグル翻訳でなんとかコミュケーションを取るが、彼氏が怖い。気になって集中出来ない。
睨んでる気もする。
あんまり彼女と話すと、嫉妬が爆発する可能性があるので、
「そろそろ私はお暇します後は若い二人で」的な雰囲気を出すと、彼氏が立ち上がり、店の奥に消えた。

今のうちに逃げ帰ろうと片付けをしていると、
なんとそこには上海蟹を4杯も持った彼氏が！
みんなで食べようと言う。
なんだよただのシャイかよ、無口なのは蟹食ってるときにしてくれ。

その後も、上海蟹と檳榔という暴力的な組み合わせでテンションを爆上げさせた彼氏を見て、こちらも上機嫌で帰路に着いた。
あの店はまだあるんだろうか？